中学高校英語の授業で習った時制の一致・・果たしてどこまで信じていいものやら・・・


  実はこの話は、当サイト管理者が母高校にて英語の教職課程を受けていた時の事・・
最終週には実習生は皆、「研究授業」と言って、数週間の実習の成果を現役の先生がたにお見せするのです。
そして、放課後あたりに実際見て下さった先生達と一緒に反省会などをするのです・・。
  中には、「教育実習生としては若さみたいなものが見られないのが残念でした・・」
って、英語科の通信教育生が30半ば超えて、サラリーマン生活を投げ打ってまで教育実習してるのに 何言ってるんだこの人は???と思ったりもしましたが、それは単なる笑い話。

問題は授業中に私が生徒に向けた一言。
  He said "it is true."を間接話法にして"を外すというもの。
実際のところ、過去に本当だった事はほとんどの場合今も本当です。
例えば、She said "I love you."が問題だとしたら、「あの時はあの時よ!」とばかりに She said that It was true.
は十分あり得ますよね?昔の真実が今の真実と必ずしも一致する訳ではありません。
  しかし基本的には昔本当だった事は今も本当であるのが普通です。
  He said "it is true."は間接話法にしたら基本は
  He said it was true.
  しかし、今も9割がた本当の事は本当の事なので、
「まぁit is trueでもいいんだけどね〜・・」
  とボソッと言ってしまいました。一生の不覚!
  そう、そこは高校。『時制の一致』と言う価値観はほぼ絶対なのです。 受験での点数が最終的に目標になる高校では絶対に言ってはいけない一言。 「高校や予備校の採用担当者が、海外経験者を嫌っている」と言う噂が事実かは 知りませんが、やや納得行かない事もありませんよね。
  実際のところ、that節の中は、「現在から見て」現在なのか過去なのか を判断する、何ともシンプルなものです。
  日本語は複雑です。
「彼は速く走れると言っていました。」
と言う日本文は100年経っても「速く走れる」と言ってた事に変わりません。
これに対して英語は速く走れたのは過去の話なので、100年経ってもcanを使うのは 変なのです。
  「間接話法のthatの中は、現在から見て現在か過去かを考える」のが実用英語、 「間接話法のthatの中は、主節の時制の影響を受けて変化する」のが受験英語
  いつか下に移行しなければいけないと思うんですが、毎年続く受験ゆえ、 そのタイミングはまず無いと思われます。


〜まとめ〜

中学高校英語の授業で習った時制の一致、今は受験用と実用用は別物と思うしか無し

・受験英語では、基本、that節やその他節の中の動詞は主節の動詞の時制の影響を受ける。
例)I met him yesterday. He told me that he had a car. (昨日なので恐らく今も持っているのだが・・)
・実用英語でのthat節やその他節の中の動詞は、今から見て現在か過去かを考える。
例)I met him yesterday. he told me that he has a car. (昨日なので恐らく今も持っている)


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