比較級のthanの次は主語+名詞。英語の授業ではそう確かに教わったのですが・・・

  "I'm better than you! I'm better than all of you! I'm the king of the world!!". と悪びれるレスラーが世界最大のプロレス団体に居ます。私と良く一緒にプロレスを見る友達、Alain(某信用ある英会話教室で働くNativeスピーカー)に話の流れで「I'm better than he!」と言ったら「I've never heard. Not HE but HIM!!」って笑われました。私は英文法にはとてもウルサイ英会話教室に通っていた為、「THAN is not a preposition! THAN is a conjunction. There should be a subject and a verb. IS was just omitted.(THANは前置詞じゃなくて接続詞!主語と動詞があるべき。単にisは省略されてるだけ!」と猛反論しました。実際のところどうなのでしょうか・・?

  実際私が英会話教室で英語を教えていても、すんなりとここでheが出てくる生徒は多いように思われます。大学受験での採点を見据えた中学高校教育のある意味良い結果だと思われます。thanを辞書でひいてみると、どちらかと言うと「口語的」に前置詞のようです。

  さて、そんな論争で後日Alainからメールが届きました。
「You were right!!」
  そしてこんな面白い例文をインターネット上で探して来たのです。

・I like her better than he.
・I like her better than him.

上記の英文にて省略されているものは何でしょう?
・I like her better than he (likes her).
俺の方が、彼(が彼女を愛する)よりも彼女を愛している!

うぅぅん・・切ない(=^-^=)。

一方、
・I like her better than (I like) him.
と、繰り返しの解りきったものを省略するので、訳すなら「私は彼のことよりも彼女が好き!」
  ・・・男性と女性、どっちを好きか比べてるんですか?まさか君ってバイ…・・ワナワナ…って事になりかねません。(ならないけどね(^-^;))
と言う訳なので、本来thanは接続詞で間違いありません。
  ただ、Nativeスピーカーさん達はthanの後に人称代名詞(me, him, herなど…)一個しか使わないでいい場合はつい前置詞のように使い、それがいつしか前置詞としても使っていいように変化していったようです。でもどっちが文句ないのかと言えば間違いなく中学高校の授業!こう言うのは日本の「正しさを追求した結果の英語」として、ジャパニーズ・イングリッシュを確立してもいい気がするんですけどね。各地、シンガポールやインドなどで現地独特の英語が発達しているように、日本ももうちょっと英語に自信持って欲しいです・・・。

〜まとめ〜

I am taller than he... or him??

英語の基本ではthanは接続詞!こうしないと以下のような文が表現出来ません!
- He walks faster than I run. :彼は私が走るより速く歩きます。
ほら?than meで慣れちゃうと絶対この日本文は英語になりませんよね?
・thanの後が人称代名詞(me, him, herなど…)一個の場合は、口語的にはhim、herなどの目的格が普通なのかも・・聞いた事ないとまで言われるほど定着しちゃった用法です。言語なんてどんどん移り変わっているものだし、受験英語目標で無いのなら、そう思っておいても問題ないのではないでしょうか??


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